瀬戸内海に浮かぶ大久野島、通称うさぎの島に一度行ってみたいと早5年。
ほぼ使ってない有休を1.5日分取らせてもらって、ついに行ってきました。
(なお、仕事はバチクソに忙しかったので、この週だけでも25時間ほど時間外出勤してたけど、旅行っていうニンジンぶら下げてたから耐えた)
広島空港との接続が悪くて、前泊後泊の実質2日。
大久野島は外せないとして、レモン好きとしては瀬戸内で有名な生口島も観光したく、以下の旅程となりました。
忠海駅→大久野島→大三島 盛港→道の駅 多々羅しまなみ公園→生口島→向島→因島→尾道駅→三原駅→広島駅
…?
盛港~尾道の移動は自転車で、総距離は44キロ。
尾道以降のスケジュールことを考えると、5時間以内がタイムリミット。
…うん、まぁ、いけるでしょ。
1日目。まずは大久野島。
餌はフェリー乗り場でしか買えないので注意。4袋分を購入。
元々は旧日本軍の動物実験用の兎が繁殖し、半野生化したとか。
フェリーのアナウンス曰く、現在は700羽が島に生息しているよう。
島に着いた瞬間、第一村人を発見。
餌を持ってる人を見つけると、遠くからターっと駆け寄ってくるのが可愛い。
平日早朝でお腹が空いているのか、めっちゃ餌を食う。可愛い。
早朝で人気(ひとけ)が少なく静かなので、兎が餌を食べる音だけが聞こえる。可愛い。
ベンチで座っていると気付いたら横にいる。可愛い。
上空にトンビが飛んでると、餌を食べてる時でもすぐに草むらに身を隠すあたりに野生を感じました。
島は頂上も含めて一通り回りました。
頂上まではルートによっては幅30cm程度の獣道を進む感じ。
上の方にもウサギはいますが兎が多いのは平地の方でしたね。
3時間ほどウサギと戯れて、満足したので次の目的地のしまなみ海道へ。
電動自転車を借りてサイクリング。
島同士を結ぶ橋は、全て自転車でも通行可能。
高さ約50mの橋を渡るのはなかなかスリリングで景色も良く、仕事で濁った心が洗われました。
道中のレモン谷テラスのレモンソーダがめちゃくちゃ美味しかった。
しまなみ海道は柑橘系のデザートの店が多く、ついつい寄り道したくなる。
寄り道し過ぎた結果、到着が予定ギリギリになったけど日が落ちる前に尾道に到着。
閉店滑り込みで「おやつとやまねこ」のプリンをギリギリゲット。
もう観光する時間と体力もなかったので、あとは尾道ラーメンだけ食べて撤収しました。
実は旅行を決めてから週末はエアロバイクを漕ぐようにしてましたが、橋や山の高低差、寄り道や信号での停止、道を間違えて1,2キロ戻ることは加味してなかったので最後の数キロはちょっと辛かった。
やっぱり普段から身体動かさないとダメですね。
広島市内に着いてからはお好み焼きを食べる。本日2度目の夕食ですが、運動はしたしノーカウント。
人生で初の(広島風)お好み焼き。
最近では祭りの屋台やスーパーでも見かけますが、初回は本場で食べると決めていたので叶ってよかった。
生地とキャベツと卵と麺が層状になっているけど、いまいち食べ方がわからない。
バラバラになってしまう。どう食べたらよかったのか…。
あと、神戸や福岡の時も感じたけど、コミュ障故に、1人でこういう隣との距離感が近い店に入るのちょっと苦手だと再認識した。
“モノを食べるときはね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか 救われてなきゃあ ダメなんだ 独りで静かで豊かで”……ってやつかも。
2日目は、平和記念資料館→宮島→呉の順に観光。
宮島の参道の雰囲気は好み。
少額で揚げ紅葉などが食べ歩きができるのは嬉しい。
時期的に小学校の修学旅行生がたくさんいてほほえましかった。
メインの厳島神社は、入る前でに某夢の国並みの列だったので、昨日の消耗を考えてオミット。立って待つのが辛い。
(正直、史跡は自分に学が無いので、見てもあまり感動しないからね…)
でも折角きたので、名物のあなご飯は食べる。食ってばっかだなこの旅行。
最後に呉の大和ミュージアムと鉄のくじら館を見学。
造船エンジニアの誇りと意地とロマンを考える。
手に職を付けるというのはやっぱり強いですね。色々考えさせられるなぁ…。
戦時当時に比べたら、自分の労働環境は恵まれてる方だし、一技術者として自分も頑張らないとね。
そんなこんなで広島を堪能してきました。
やっぱり知らない土地の旅行は新鮮でいいですね。
ただ、今回は旅程の都合で、朝一出発で夜ホテル着など全体的にせわしなったから、今度は観光を抑えめに旅館とかでゆっくりしたいかも。